天草諸島

九州地方、熊本県の南西部に位置する、大小120余の島々から構成される地域。九州本土とは5つの橋で結ばれた文化と自然豊かな諸島で、イルカウォッチングができるほか、キリスト教禁教令以後、弾圧を受けながらも信仰を200年以上守り続けてきた隠れキリシタンの里として知られる。2018年には「﨑津集落」が「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の1つとしてユネスコの世界遺産に登録された。1637年、キリシタン農民が主体となった「島原・天草一揆」の舞台で、首領の少年・天草四郎は莫大な財宝を隠したという伝説が残る。十字架に刻まれた謎の暗号は「さんしゃる二　こんたろす五　くさぐさのでうすのたからしづめしづむる」。信じるか信じないかは、あなた次第。